着物買取りと着物の種類:附下

現代人のライフスタイルではあまり着物を着る機会がなくなってしまいました。ライフスタイルが完全に欧米化されており、室内や公共施設でもすべてが欧米化でフローリング敷きで椅子の文化であり、畳敷きなどの施設はまず見ることはありません。よほど茶道や華道などをたしなむ人以外は、ほとんど着物に袖を通さないのが実情なのです。しかし団塊の世代までは嫁入り道具として様々な着物の種類を嫁ぎ先に持参する風習がありました。そのため60代70代以降の世代のお宅の桐ダンスの中には実に様々な種類の着物を見ることができるのです。着物とは、着て行く場所によって着物の種類が細分化されていたのです。訪問着、附下、留袖、黒留袖、振り袖、袴などTPOを見極めて着物を選択し袖を通す必要があるのです。こうした決まりごとに沿ってどの着物に袖を通せばよいのか見極めが難しいことが現代人の着物離れの一因にもなっているのです。もし高価な着物を何十年とタンスの肥やしにしているのであれば売却してしまったほうが良いと言えるのです。特に訪問着と附下の区別は難しいですが、訪問着は文様が絢爛豪華であり衿に模様があるもの、附下は模様が品よく間隔をおいてデザインされ衿に模様がない物を指します。しかし現代はそれらをまとめて訪問着と呼ぶ傾向が強く、文様が質素で模様の間隔が目立つ附下はあまり高額買取されない傾向にあるのです。しかし生産数が少ないので新品購入時には希少性が高く高額な値段がついているのです。着物を売る時のことを考えると、希少性よりもニーズや需要、汎用性の広い着物を購入しておく方が売却時に高価買取が期待できるのです。なかでも振り袖の辻が花や総絞りのものは非常に高額買取が期待できる逸品と言えます。また出来るだけ高い値段をつけてほしい場合は、事前にクリーニングしてもらったりせめて半衿だけは新品に交換しておくと見栄えも良く高額査定が期待できるようになるのです。